日本でデロリアンブームが起こったのは、1985年12月に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でした。
科学者のドクによってタイムマシーンに改造されたDMC–12に高校生のマーティーが乗り込むタイムトラベルファンタジー
そのデロリアンがEVクーペとなって2024年に生産が開始されるとのニュースが入ってきました。
現在でも根強いファンを持つ名車デロリアン。既に倒産したはずの製造会社はデロリアンを愛する部品会社によって守られていたそうで、中古でも完璧に新品状態に戻せるだけの部品も揃うと言います。
レトロカーブームの現在も、DMC–12は日本のどこかで公道を走っているようです。
デロリアンの歴史

1975年ジョン・デロリアンによってミシガン州デトロイトで設立された『デロリアン・モーター・カンパニー』
ボディには強化プラスティックをステンレススチールで覆ったものを使用するなど、当時としてはかなりデザインに拘り
1981年に完成したのがDMC–12(通称デロリアン)売上は好調でした。
ただ、実情はトラブルが多いポンコツ車・・・翌年の1982年末で会社は倒産してしまいます。
この間に8,975台製造され、その中で6,500台が生き残ったと言われています。
ポンコツだったからこそ、改造の必要なタイムマシーンにするのに最適だったのかもしれません。
そして、なんといっても『ガルウイング』が映画内でも印象的でした。
このガルウイング、デロリアン発売の30年近く前にメルセデスベンツが初めて採用しています。さすがベンツ・・・
日本でデロリアンを所有する有名人
有名人が所有するデロリアンというよりは、日本で有名なデロリアン・・・といった方がいいかもしれません。
京本政樹
京本政樹さんは日本でのデロリアン所有者として最も有名なのではないでしょうか?
かなりの車好きでも有名な京本政樹さんは一度手放したデロリアンを2013年に再び入手しています。
が・・・現在は既に2台目のデロリアンも手放しているようです。
その理由は乗っていると目立って仕方がないからだとか・・・
京本政樹さんはデロリアンの『ガルウィング』にも愛着を感じているようで、
何を隠そう、愛車の『ランボルギーニカヤルド』もガルウイングに改造しています。
有村昆
2013年、有村昆さんが丸岡いずみさんとの結婚披露宴にデロリアンで現れたのは記憶に新しいところですね。
その後2015年にデロリアンを売却という形で手放しています。
精神疾患を患った丸岡いずみさんをサポートし、代理母で子供さんを授かるなど、ご夫婦でいろんな困難に立ち向かったおしどり夫婦でしたね。
その後は有村さんの不貞行為やいろんなことが重なり、奥様の丸岡いずみさんも手放してしまいました・・・デロリアンの呪い?
GLAYミュージアム
2003年7月にグランドオープンした『GLAYミュージアム』そのミュージアム内にドアを開けるとHISASHIさんのギター音が流れるデロリアンが登場します。
このデロリアンは胴体を縦半分に切られたものが鏡に貼り付けてあるスタイル。HISASHIさんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のファンだったことから、GLAYミュージアムに展示されていたようです。
GLAYミュージアムは来場者が思いのほか続かず、2007年1月には完全閉館となってしまいました。
その後、このデロリアンをめぐって、少し揉め事もあったようですね・・・
USJ 『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』
2001年3月 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開演当初から長蛇の人気を博したアトラクション『バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド』
その入り口にドクのデロリアンが鎮座しておりました。
あんなに人気だったアトラクションも2016年5月をもって閉鎖され、閉鎖前には私も慌てて乗りに行ったもんです。
最後はバックヤードや、乗車を終えて帰るゲストも見えるお粗末ぶりだったのを覚えています。
このデロリアンはオークションにて約460万で落札されたそうです。こちらがUSJから去っていくデロリアンの姿です。
デロリアン目撃情報
映画のタイムマシーン仕様にカスタマイズされていますね。デートには不向きかもしれませんが、これはすごい!
東京は秋葉原での目撃情報も散見されますね。
写真は神戸市灘区民のデロリアンではないのが少し残念です・・・

華麗に進化を遂げたデロリアンの目撃情報がSNSに上がるのも楽しみですね。